執筆の奥義を会得するには、
 古来よりの文献・あらゆる情報を網羅すべし。

執筆に役立つ資料や参考書を紹介。

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十二の間 復刊させたい本 (1)
 紹介されて「読んでみたい」「資料として使いたい」と思っても、絶版で手に入れられない書籍がある。
 ところが、こんな絶版本に、救世主が現れた?!
《復刊ドットコム》一般読者の投票が特定数に達すると、出版社に復刊をかけあってくれるというサイト。すでに、いくつかの本が、復刊された。
 筆客商売でもメンバーの書籍やお世話になった方の本で絶版になったものをぜひ、ここで紹介したい。
 また、資料のなかでも、現在は古書店で入手する以外にない優良な書籍をあげる。めでたく復刊後は、手元に置いて役立てたいものばかりだ。

『プリンセス・プラスティック
 母なる無へ 』

米田 淳一  講談社

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『筆客商売』より 
 プリンセス・プラスティックのシリーズは、続々刊行されているのに、その最初の作品が入手できないのは、とても残念との声が高い。プリ・プラ(プリンセス・プラスティック)世界の基礎となるべき作品を読まずして、そのすべては語れない。
 復刊でしか入手できない、この作品に、ぜひ投票して欲しい。


『白球を叩け』

若桜木虔 集英社(コバルト文庫)

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『筆客商売』より 
 メンバーたちが小説講座などでお世話になっている若桜木氏の事実上のデビュー作。もちろんそれだけではなく、復刊として押すのにはそれなりの理由も!
 氏はとある女子卓球部を全国上位にまで導いた名コーチ。そして、『卓球』は、最近、再び脚光を浴び始めたスポーツでもある。
『暗い』『地味』『温泉』――? 卓球にそんなイメージを持っているのなら、目にウロコとなる作品になることは必至。
 もちろん、卓球ファンにとっては、熱い作品となるだろう。

『太平洋海戦(全3巻)』

佐藤和正  講談社

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『筆客商売』より 
 太平洋戦争のほぼ全ての海戦が網羅されているのが嬉しい。戦記・架空戦記を書く場合には、まずこの3冊を参考にし、それでも分からないところを他の資料に当たる。という手順を踏むのがベスト。

『目で見る日本風俗誌』


日本映画プロデューサー協会
   日本放送出版協会

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『筆客商売』より 
 特に江戸時代の歴史物を書こうとする場合、なかなか基礎的な資料が入手できません。これは、図版も多くて親しみやすく、時代小説初心者向きの絶好の資料集です。


『時代考証事典』(正続)


稲垣史生  新人物往来社

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『筆客商売』より 
 河出書房の『時代風俗考証事典』と併せて3冊は必携。まず、これで調べて分から なければ、中公文庫の『三田村鳶魚全集』とか、細かい文庫・新書に資料に……とい う手順を踏んで時代小説を書きます。

 

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