草紙:題目
山中 將司
 
決戦魚雷・烈海
書籍題
決戦魚雷・烈海
作 家
山中將司
出版社
廣済堂
形 態
新書

 昭和十九年十月、同年七月にサイパンの絶対防衛圏を破られたのに続いて、日本は、アメリカ機動部隊の来襲をフィリピン・レイテ島に受ける。世に言う「レイテ沖海戦」である。
 圧倒的な米海軍機動部隊の撃退を迫られる日本海軍は、水中速力二百ノット、駛走距離四十キロの秘密兵器、スパーキャビテーション魚雷「烈海」を投入し、新式艦上戦闘機「烈風」や対空噴進砲などを駆使して米軍の航空機の攻撃を払い除け、艦隊決戦の雷撃戦に勝負を掛ける。
 果たして、決戦魚雷「烈海」は、大東亜戦争の救世主となりうることができるのか? スーパーキャビテーション魚雷という、旧ソ連が冷戦時代に実際に開発した秘密兵器を日本海軍が開発使用したという設定の架空戦記。


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